Bix & Marki　Summer 2014 Tour Report

２０１４年８月２日～８月１０日　サマーツアーレポート！
初めての東日本ツアー・・・と言うより、生まれて初めて北海道、東北を訪れました。東京の暑さから逃れるべく札幌へひとっ飛び。 そして北から少しずつ南下。 ９日間連続の演奏は、趣の異なる街々を一気に駆け抜けるようした。 台風の接近で交通機関への影響があり、次の街への移動が心配でしたが、何とか無事に全てのライブを終了。 今回も様々な場所で演奏し、多くの方に聞いて頂けました。 心地良いひと時を提供出来たなら嬉しいです。 演奏を聴いて頂いた皆様、機会を提供して頂いた皆様、どうも有難うございました。

８月２日（土）　３日（日） 　徳光珈琲　大通店
札幌市 中央区 大通西３丁目 大通ビッセ２F　Tel 011-281-1100
http://tokumitsu-coffee.com

初めての北海道、整然とした街並みの札幌中心部。 時計台のすぐ近く、地下鉄大通り駅前にあるTokumitsu Coffee。 ２階の大きなガラス窓から街を見下ろせる開放感は、外のテラスに居るみたいな感じ。 土日の午後３回、二日間で計６回のステージだったので、Bix&Marki のＣＤ４枚の全曲を演奏しました。 店では「フレンチフェアー」も併せて開催。フレンチ菓子やロゼも楽しめました。 週末で人出が多く、折角来て頂いたのに満席で入店出来ない方もおられました。本当に申し訳ありませんでした。

８月４日（月） 　五島軒本店
函館市 末広町 ４-５ 　Tel 0138-23-1106
http://www.gotoken.hakodate.jp/

札幌とは打って変わって情緒のある港町、函館。 この町で１３５年前から営業する老舗フレンチレストラン「五島軒」。 明治時代からの歴史を感じる素晴らしい洋風の広間で演奏をしました。 函館日仏協会の方を中心に集まり、そのメンバーである「とんぼ」さんにも懐かしいシャンソンを３曲歌って頂きました。 協会の会長で、レストランのオーナーでもある若山さんの気配りと奔放さが、町の雰囲気と重なり、印象に残る夜会となりました。

８月５日（火） 　めん房　たけや
青森県 弘前市 稔町10-1 　Tel: 0172-36-8938
http://m-takeya.com/

弘前大学の「弘前ｘフランス」日仏交流プロジェクトの協力で、 蕎麦屋で在りながらステージ用照明機材がある「めん房　たけや」でのライブが実現。 店主Ｔさんのジャズ好きもあって、ライブ演奏を時々しているのだそうです。 演奏後に見た雨中の「ねぷた祭」は発散されるエネルギーの渦。 （でもやっぱり酒を飲みながらの巨大な山車の巡行は危ないなあ） 翌朝はりんご公園を訪れて、林檎タルト、林檎ジュース、シードル（林檎酒）、林檎ご飯など林檎三昧を楽しみました。、

８月６日（水）　７日（木） 　Wine Restaurant TAKU
岩手県 盛岡市 菜園1-4-1 菜園総合ビル2F 　Tel: 0196-13-5544
http://kita1.info/taku/　

昨夜から朝まで続いた土砂降りのせいで土砂崩れ発生して突然電車が不通に！ どうにか遅れながらもバスで弘前から盛岡へ移動。 落着いた雰囲気の盛岡は、何か京都に似たものが有りました。 昨年開店したレストラン「ＴＡＫＵ」も、とてもゆっくり落着ける空間です。 実直な人柄のシェフ。そしてイタリアでソムリエ資格を取った奥様はＢｉｘとイタリア語でお喋り。 本当にくつろいだ雰囲気で演奏出来ました。 ９日間連続のきつい演奏スケジュールの真ん中に、盛岡の「ＴＡＫＵ」でのライブが入って Bix&Marki 自身が鋭気を養えました。 盛岡出発の直前には、TAKUさん夫妻と盛岡冷麺を食べに・・・そのあと駅改札まで見送りに来て頂き、少し発ち難くなりました。

８月８日（金） 　純喫茶　星港夜 シンガポールナイト
宮城県 仙台市 青葉区 上杉 １-１２-１ 　Tel: 022-222-2926

その名前も独特なら、店の雰囲気も独特。 フランスの大会でも優勝した元ハスラーであるマスターが作り出す少し奇妙でレトロな店内。 店の常連の芸術家達や仏語が出来る方達が来てくれました。 砕けた店の感じが、逆に芸術的な緊張をふんわりと高めるような・・・気持ち良い意識の循環を感じたライブでした。

８月９日（土） 　LE METRO
栃木県 宇都宮市 池上町 1-11 　Tel: 028-634-4545
http://praktica.jp/lemetro

この店の写真をウェブサイトで見つけた時よりも、実際に来てみるともっといい感じがした LE METRO。 優しい思い入れを持って、試行錯誤しながら地道に小さなフランスを作り上げて来られた気がしました。 そんな場所で演奏させてもらえるのは光栄な事です。 予約して来て頂いた２Ｆの方も、偶然来られた１Ｆの方も、楽しんで聞いてもらえましたでしょうか。 音楽が店の一部として溶け込むのも良し、すぐに溶け込めない音楽が時間をかけて消化されるのも良し。 淡々と奏でる時間が次への展開の静的エネルギーになるのでしょう。

８月１０日（日） 　Albero　アルベロ
群馬県 高崎市 下里見町 1701-1 　Tel: 027-340-1235
http://www.albero-yamakifarm.com/

台風接近、強風曇天の下、高崎駅からバスで３０分程。 国道から荷物を持って急坂を登ると果樹園が・・・そこを通り抜けるとポツンとカフェらしき建物が見えた。 ジェラートの店「アルベロ」。 雨はパラパラ、台風の影響が心配・・・ 天候次第では誰も来ないかもね・・・なんて考えながら演奏の準備していると、お客さんは入れ替わり立ち代わりやってくる。 演奏開始直前にアイスクリームを少し味見させてもらった。・・・何これ？ 唖然！・・・美味過ぎる！ そら、こんな町外れでも多くのお客さんが来る訳やと納得しながら演奏。 こんな美味いジェラートの当てにしてもらえるなら、Bix&Marki の曲たちも幸せです。
「ナポリを見て・・・」じゃなくて、「アルベロでジェラート食べてから・・・」です。

初めての東日本。１０日間のツアーは場面が次々に変わる映画の様でした。 息つく暇も殆どない連日の演奏でしたが、訪れた各々の街はコントラストに富み、とても印象深いものとなりました。 今回も多くの方の協力でツアーが無事終了出来ました。どうも有難うございました。 仏語をほんわかハーモニーと欧風の軽いリズムに乗せて歌う Bix&Marki。聞いて頂いた方が持つフランスへの思いに何か少しでも寄与出来たなら幸いです。 もちろん、日々積み重ねてきた気持ちを託した音楽を聞いて感じてもらえれば、それでだけで嬉しいです。 またの機会にも宜しくお願いします。
Beatrix FIFE ＆ 片桐　衛

⑨サマー ツアー２０１４